福祉学やら障害学やら医学やらいろいろな理論があるけど、「この人は絶対に~できない」という言葉が出ることがある。

その業界(その人が自分の経験をもっともらしく言ってるだけの可能性もあるが)ではそれが常識でも、他の業界では「こんな簡単なことをなぜ不可能と言うのか」ということもありうるかもしれない。

院時代の先生の著書の中に(何十年も前のだけど)、地域生活を希望する、施設暮らしの重度の肢体不自由の方(施設の人曰く地域生活は難しい、無理)と言われていたが、ネットで色んな業界の人と出会った結果、それを実現できた、とあった。

個人の心のなかの悩みであれ、業界内の常識であれ「内輪にこもる」っていうのは、面倒をみている(よくない表現かも)施設の利用者に対しても自分自身に対してもよくないのかもしれない。(どの口が言うか)

業界の常識がかえって当事者の自由や希望を制限してしまうこともあり、他の業種に相談してみたら、実は...ということもありうる、ということは頭の中に留め置いた方がいいかもしれない。

あの事件の植松なんちゃらも「もしかしたらこの人でも幸せな生き方があるかも...」という希望を捨てて自分の「この人は生きててもしょうがない」という考えにこもってしまったのかもしれない。

業界の内外に相談できる人や場所をもっておいた方が自分にとっても利用者のためにもなると思う。

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